飛田新地行ってきました、女二人で その1

大阪人ではありますが、飛田新地に行ったことありませんでした。

 

存在を知ったのは大学の頃です。

 

学部の授業ではなく、全体講義の中の一コマ

先生「今日飛田新地見に行くんだが、興味あるやつはついてきていいぞー」

生徒「・・・(女子大です)」

 

私『先生おもろいし、行きたいのはやまやまやけどバイトなんだよなぁ(心の声)』

 

その先生はモデルの秘書を雇っていたり、雇われている大学の不満を言ったり(私の大学へは講師として来ておられました)。奥様が岩井俊二監督「四月物語」の松たか子演じる主人公が住むアパートの隣人の暗い雰囲気のする女優さんに似ていると言ったり。

結構覚えてるなぁ。大学のときの先生で覚えているのはこの人ぐらいで。

それぐらい、大学の先生らしくなかったのだと思います。

その先生がわざわざ見学に行くとことは、どんなところだ。と興味はあったのですが、大学時代はバイト生活だったので、とにもかくにもバイトの時間優先でした。

 

機会を逃し、時代は流れ、現在35歳となった私は、念願かなって飛田新地に足を踏み入れることが出来ました。

いつの間にか、興味がムクムク育っていました。

その間遊郭を題材とした漫画や映画を見たりしていても、謎が深まるばかり。

もともと、吉原のことなど知らない小さな頃、「吉原炎上」という映画を見て、なんだこれは、と衝撃を受けました。性的なやらしいイメージかつ女性同士のドロドロした感じが女として生まれたからにはこういったことをこれから経験するのだろうかと、漠然と思った訳です。

実際、年をとって、そんな経験は、まぁ、うーん、それとなく経験しましたが。

吉原とか遊郭に興味があるのは、性的なものを搾取する場所、女性として、人間として人格をも破壊する場所。そんな場所が普通に存在することに興味があるのだと思います。表面的にいやらしいものへの興味はもちろんありますが、突き詰めて行くと、性差別が引っかかるのかなと。女であることで損することってまぁ沢山あるので、その中の一つを産業にされている違和感がずっとつきまといます。

 

飛田のことは、現存する遊郭で、昔の吉原のようなところ、という知識があるぐらいで、なに駅が近いとかまでは知らず、行こうとはしませんでした。

それは何故か。。

風俗街だから。

プラス、異様な光景だから。

大阪出身の子や、男性陣に飛田に女性が行けるものか聞くと、

みんなが無理だ、やめた方がいいと、言うのです。

なんで?

と聞くと、

普通の風俗街より、もっと、ギラギラしているから危ないとのことです。

ギラギラしているのは飛田に遊びに来ている男性たち。

ふーん。と納得行かないので、見に行ったことのある女友達に聞いてみます。

その子は、車から見させてもらったり、自転車の後ろに乗り、さもご近所風を装い見ていたそうです。

そう、今回、見に行けたのは、その子の協力あってのことでした。

もう一人女友達の情報がもらえたのは、天下茶屋に住んでいたとき、自転車で通りすぎたことがあるとのことでした。夕方灯りが灯っていたそうで。本当に通りすぎただけで、近所の人にとっては通り道であることはしょうがないので。

そう最寄り駅ですが、大阪は地下鉄天下茶屋駅になります。

 

私は今回、行きも帰りもタクシーで行きました(なんという贅沢)。安全を考慮しました。

友達が心配性だったのもあります。

と、今回はここまで。

行ってないやないかい、とツッコまれそうですが、しょうがない。導入ですね。

次回は飛田の様子をお伝えしますよ。

お楽しみに。